CriminalRevorution〜犯罪者達の覚醒 プロローグ-発端- 人生って一体何なんだろう? そんなツマラねぇ事を考えた事はないかい? おっと、人によっちゃぁツマラねぇ事でもないか。 まぁ、これから始まるのはそんな事とは関係ない、ある馬鹿野郎たちの物語。 大丈夫、そんなに退屈はさせないツモリだ。 ゆっくり見ていってくれ。 発端はほんの些細な事だった。 一人の少女がいて、その恋人の親が死んだ。 少女の名は西沢紅女(にしざわ こうめ)。 まだ高等学校に入ったばかりの世間知らずな女…。 そんな少女に親を亡くした恋人はこう言い放った。 『お前が死ねば良かったのに』 少女はすぐさま自分の手首を剃刀で斬った。 これで天国に逝ける、楽になれる…。 だが少女の運命はそうさせてはくれなかった。 眼を開けると、そこに広がっていたのは深い森。 手首は、確かに斬れている。 何が起こったのか―――― 何故自分は無事なのか―――― 「い…痛…」 微かに出る声。 ここで死ぬのか、否、死ぬ覚悟はできていたはずだ。 絶望に駆られる紅女は眼を閉じ、最期の時を待った…。 その時―――― 「おい、あんなところに女がいるじゃねぇか」 低くドスの利いた男の声が聞こえた。 木の奥から現れた男を、紅女は最後の力で眼を開け、見上げる。 掠れて良く見えなかったが、 確かにその服装は紅女の知っている、どんな服とも違っていた。 紅女がそう考えている間も無く、男は紅女の着衣に手を伸ばし、 強引に引き裂こうとしたのである。 「や…!!!」 必死に叫ぼうとするも、血が足りなくてそれもできない。 男が破り去った衣服の下にある紅女の下着に手を伸ばそうとしたその時――― 「大の男がこんな女の子に暴力振るうほは、賛成出来ないねぇ」 そんなセリフと共に、声の主の持っていた刀が男のわき腹を貫いていた。 「な、なんだお前は!?」 不意を疲れた強姦魔は咄嗟に叫び声をあげた。 「知ってんだろ…? 正義の味方さ!!!」 紅女の眼に映ったのは、刀を振り、大の男相手に颯爽と立ち向かう細身の女性の姿であった…